「生活養生って大事」 … 国際中医師・国際薬膳師・おうち食医™主宰 千良のり子

 

先日、生徒さんから嬉しい報告がありました。

その方のお子さんは、鼻の骨が湾曲しているらしく、

そういった人は、鼻が詰まったり、副鼻腔炎にもなりやすいそう。

先日、検査にいったら、「昨年よりも鼻のとおりがよくなってる」と。

多分、お子さんの鼻の骨の形は変わらないけど、

詰まるものがなくなってきているのでしょう。

 

みなさんが普段食べている食事は、全てがみなさんのからだに必要な血や肉となるわけではなく、

みなさんの胃腸が受け入れてくれた分だけが、みなさんの必要なものに変わります。

そして、受け入れられなかったものは、余分な「湿」となります。

その「湿」は、花粉症やアレルギー、喘息のもととなったり、リウマチや神経痛、

頭痛、冷えのもとともなります。

そして、鼻水のもとともなるのです。

 

生徒さんはもちろん、日々の薬膳にも少しずつ工夫をしていたのですが、

余分な「湿」を作らないように生活養生を見直してました。

 

甘いもの、脂っこいもの、冷たいもの、生もの、味の濃いものは、胃腸の働きに負担をかけます。

つまり、食べたものが余分な「湿」になりやすいのです。

鼻水を作らないようにするなら、そういったものを避けるのが一番です。

 

でも、こういったものって、お子さんの好きなものが多いですよね?

アイスや、ジュースは甘くて冷たいし、スナック菓子は脂っこいし。

「我慢しなさい!」っていっても食べたがるんだもんってお母さんの意見もよく聞きます。

悪いとはわかってても、無理やり我慢させるのはお子さんにとってもストレスになります。

 

そこで、私がアドバイスしたのは、

今、鼻水が出ているなら、

「とっておくから、治ったら食べようね」って約束をして、その時は避けることと、

調子のいい時にも、お子さん自身に食べたいものをなにか1つ選ばせることです。

例えば、おやつにジュースを飲むなら、おにぎりやおせんべいと一緒にしようとか、

スナック菓子にするなら、温かいお茶にするとか。

 

そういった生活を続けるうちに、お子さん自身が、

「今日は鼻水が出るから、冷たいものをやめて温かいお茶にする」

というようになっていきます。

その子、小学校1年生です。

小1でも、「湿」ができないと、鼻のとおりがよくなるのをちゃんとわかりますから、

無理なく、我慢できるんです。

 

実は、我が息子も、扁桃腺が人より少し大きいらしく、

小さいころから扁桃腺が膿んでよく熱を出してました。

今も、人より大きいと思いますが、全然熱を出さなくなりました。

 

そのお子さんも、我が息子も、いつか母親の手の届かないところに行き、

何を食べてるかわからない生活になるかもしせません。

でも、鼻が詰まってたら、喉が痛くなったら、

「今日は冷たいものは避けておこう」って自分で判断できるようになると思うのです。

 

人とちょっと違ったところがある。

それは誰しもあることと思います。

それを「人と違うんだから、仕方ない」とあきらめないで、

ほんのちょっとの生活養生の見直しで、改善することもあります。

辛い花粉症や、アレルギーに悩む人も、ちょっとした見直しをしてみませんか?

まずは、何を食べるの?ではなく、引き算から。

そして、生活養生の見直しから。